人生には問題や困難がつきものです。すべてが順風満帆とは決していきません。それもすべては神様の計らいとして、地上が魂の原石を磨き上げるための試練の場であるからです。わたしたち人間は誰しも苦しいことは避けて通りたいと思うものですが、それではせっかくの魂の成長の機会を逃してしまうことにもなりかねません。そのため、ここでは霊的知識に基づき困難を前にした際に実際にどのような心構えが必要かについてお伝えします。
困難や問題に直面した際に心がけることは次の三つです
このことを意識し、実践することができれば降りかかるすべての問題を解決することができます。もしそれでも事態が打開できない場合は、あなたに代わってあなたを支援しようと待機している霊(背後霊)が、必要に応じていずれ解決してくれます。
困難や問題を乗り越えるためには、まずはじめに自分がなぜこの地上に生まれてくる必要があったのか、そして苦しみにどのような意義があるのかについて知っておく必要があります。人生は決して楽しいことばかりではなく、誰しもが暗く辛い出来事に遭遇させられます。地上世界がそのような仕組みとなっているからですが、それは地上人生が霊的に成長するための試練の場であり、苦しみや悲しみの体験を通して神の摂理を学ぶ機会が与えられているからです。真の自我を見出し、死後の世界の準備のために自分自身を見つめ直すきっかけとなる苦の要素は欠かせないものです。人生から苦しみや悲しみの体験を除けば、地上には何の価値もありません。そのことを考えれば、辛いことですが人生を歩む上で苦しみや悲しみを避けて通ることはできません。このことを理解しておけば、苦難にはそれなりに意味があるのだと心を整理することができます。
地上世界に身を置いている人にとって、不安や悩みというものは一向に尽きることがありません。一つの悩みが解決したと思ったらすぐに新しい悩みごとがやってくるものです。そして一度思い悩むと、こうなったらどうしよう、あぁなったらどうしようと不安に思い、先のことをあれこれと考え悪い方向へと考えてしまいがちです。
ここで知っていただきたいことは、悩みというものはまず「問題として直面している実際の悩み」と、“もしかしたら”という「想像の悩み(取り越し苦労)」の二つに大別できるということです。そして実のところ、大半の悩みというものが想像から来る”取り越し苦労”なのです。つまり、今から思えばそんなに悩むこともなかったなという悩みが多いということです。過去に解決した悩みについて振り返ってみてください。多くの時間をかけて思い悩んだけど実際は問題が生じなかった、あるいは生じてもすぐに解決して大した事態にはならなかったという結果になっていないでしょうか。そのため、現実に直面している悩み以外は本来悩む必要がないのです。むしろ悩みや不安による恐怖心は心を蝕み、理性を麻痺させ冷静な判断ができなくなります。そうなると解決できるものも解決できなくなってしまいます。
地上においてわたしたちに解決できない問題は生じません。“絶対に耐え切れない重荷”というものは与えられません。問題が生じても諦めないでください。最善を尽くそうと努力している人間が見捨てられるようなことには絶対になりません。問題が生じても不安や心配の念を心に宿さないように努めることです。後ろ向きになるよりも、自分に与えられた荷なのだと思って前向きに捉えることです。そのことにより、霊界からの一層の支援がもたらされることになります。
もし、大きな悩み・問題が生じたら、静寂の時を持ち心を落ち着かせましょう。あなたが思い悩むことは一時のものであり、永遠に続くわけではありません。苦しみにさらされている間はいつ終わるのだろうかと不安に思うかもしれませんが、それは雲が太陽を一時的に遮っていることと同じと思ってください。雨の日もあるかもしれませんが、永遠に続くわけではなく、いずれ必ず晴れるものです。
皆さんはわたしたち一人ひとりにミニチュアの神が宿っていることをご存知でしょうか。人間は、動物的名残りからくる獣性と、神から与えられた神性を併せ持った存在です。獣の如き人間もいれば、神の如き人間もいるのはそのためです。
さて、神性を持つということは一体何を意味するのでしょうか。それは、全生命を創造し、宇宙のありとあらゆる活動を維持せしめている力がわたしたち一人ひとりにも宿っており、その無尽蔵の霊の貯蔵庫(内部の莫大な潜在力)から必要なもの(例えば問題の解決に必要な回答そのほかエネルギー)を引き出すことができることを意味します。その昔、イエスキリストは「神の御国は汝の中にある」と述べましたが、神の御国とは霊の貯蔵庫のことを指します。それを用いることができれば、いかなる困難や障害をも克服することができます。しかしそれには条件があり、心配や不安の念を心に宿さず平静さを保つことが求められます。なぜなら、内部が静穏になれば自ずと外部も静穏になるという重要な意味があるからです。
自信を持って生きることです。何が起きても動揺することなく平静さを保てるよう努めることです。神の分霊として神性を授けられている自分に解決できないものは何もないのだとの確信を持ち、問題に対して最善を尽くすことです。そうすれば、必ずや目の前にある問題や困難を解決することができます。
あなたを支え援助してくれる存在
問題に直面した時は、内部の莫大な潜在力だけでなく外部の霊力の恩恵を受けることができます。神は、人間を問題や苦しみの多い地上に一人きりで島流しにしたのではありません。地上に誕生する以前の古くから親しい関係にある霊や指導・守護にあたる霊がわたしたち人間一人ひとりについてくれているのです。
「守護」とはいえ、受け持ちの人間の困難や苦労を取り除いてくれるようなことを期待し、想像してはいけません。地上人生の目的である霊的成長の道から外れないよう導き、不要な障害物から守り、日々インスピレーションといった形で支援してくれているのです。
過去を思い出してください。これまでにも数多くの苦難や困難に遭遇してこられましたが無事に切り抜けてこられました。それらもすべて蔭ながら援助があったことを思えば、現在、そしてこれから遭遇する艱難辛苦においても必ずや乗り越えることができます。困った事態に陥った時は、心を落ち着かせて静寂の時を持ち、精神を受け身にすることです。あなたを愛する霊から問題解決に必要な良いインスピレーション・アイディアが授けられることでしょう(Inspirationとは日本語で"霊感"を意味し、すべての人は知らないうちに霊の導きと恩恵を受けています)。