わたしたち人間は死後にも生き続ける存在であり、死後に素晴らしい世界が待ち受けています。このことはわたしたちの地上人生に一体どんな意味を持つのでしょうか。
今まで死ねばすべてが終わると考えていた人にとっては衝撃的な事実であることは間違いありません。ここでは、人生がこの世かぎりではないということがもたらす次の6つの喜びと幸せについて整理します。
6つの喜びと幸せ
- 死を恐れる必要がなくなる
- 他界した家族・友人と会うことができる
- 地上に生を受けた目的・理由があったことを知ることができる
- 人生の苦しみや悲しみにはそれぞれ意味があることを理解できるようになる
- 楽しみと希望をもたらしてくれる
- 人生において何が大切で何が大切でないのかがわかるようになる
(1)死を恐れる必要がなくなる
今まで多くの人は、“死”を生の終わりと考えてきました。そのため、いつかはやってくる死というものに対して多くの人が不安と悲しみと恐怖心を抱いてきました。しかし、本来死とは肉体が抱えるあらゆる苦痛と疲労からの解放(肉体という牢獄からの解放)、そして自由を与えてくれる第二の誕生を意味します。新たな世界で、霊本来の自由と喜びを味わうことができるより大きな生へと向けて旅立つことは決して悲しいことではなく、大変に喜ばしいことなのです。
(2)他界した家族・友人と会うことができる
死後の世界が存在するということは、先に他界した家族や友人と再会できることを意味します。もう再び会えることができないと考え、深い悲しみの中にいる人にとってこの事実に対する喜びは計り知れないものです。今、もしも愛する人の死を悲しんでいるのであれば、いずれ死後の世界で会えるのですから、悲しみに暮れる必要はどこにもありません。むしろ、一個の魂が自由で素晴らしい境界へと旅立ったことを祝福してあげることです。そしていつかあの世で再会できる日を心待ちにして、地上人生の目的である霊的成長を遂げましょう。
(3)地上に生を受けた理由・目的があったことを知ることができる
わたしたちの生命が仮に地上人生だけのものであれば、生まれてきたことに対する明確な理由や目的が無くてもなんら不思議なことではありませんが、死後の世界があるということは地上に生まれてきた何かしらの理由や目的があるということを意味します。なぜなら何の理由もなく霊の世界から地上の世界へと来る必要もなければ、地上世界から霊の世界へと帰る必要もないからです。幸いにして、わたしたちは死ねば終わるという存在ではなく、明確な理由と目的とをもって地上に生まれてきました。それは魂という原石を磨き上げ、死後の世界の身支度をするためにあります。詳しくは『人生の目的、地上に生まれてきた理由』のページをご覧ください。
(4)人生の苦しみや悲しみにはそれぞれ意味があることを理解できるようになる
人生はとても辛いものです。病気、失業、経済的困窮、家族・家庭、職場、男女に関すること、学業の悩みやいじめ、人間関係、死別、犯罪被害、事故といったように多くの苦しみや悲しみがあります。辛いことが重なると、自分はなんて不幸なのだ、なぜ自分だけがこうした目に合わなければならないのかと考えてしまいます。しかし、生まれてきたのには(3)のとおり明確な理由と目的があり、魂という原石を磨き上げ死後の世界の身支度のためには「苦しみや悲しみが必要不可欠」なのです。今まで「なぜ」と思ってきたことは地上人生だけの視点ではみえてきません。死後の世界があるということを知ってはじめて地上人生の苦しみを理解することができるようになります。こうしたことも死後の世界があるということで知れる大きな恩恵といえましょう。なぜ苦しみの多い地上人生を過ごす必要があるかについては『人生にはなぜ多くの苦しみや悲しみがあるのか』のページをご覧ください。
(5)楽しみと希望をもたらしてくれる
死後に赴く世界(霊界)は、地上が色褪せて見えるほど色彩ゆたかな美しい世界と言われており、地上にはない動植物、そして無限の楽しみがあり、やりたいことが思う存分できる世界であることを知れば、心の底から楽しみと希望を持つことができるのではないでしょうか。こうした霊的事実は暗くうつむきがちな人生にぱっと光を差し入れ、心を明るくさせてくれます。また死後の世界は「埋め合わせの世界」でもあります。地上での苦しみや悲しみも、それに見合う幸せをもって埋め合わせてくれます。苦しみや悲しいことで精神的に辛いと感じる時はこのことを思い出しましょう。
(6)人生において何が大切で何が大切でないのかがわかるようになる
地上人生において何が大切なことなのか、まずは自問自答してみてください。一体どういったことが思い浮かんでくるでしょうか。家族や友達でしょうか。それともお金や大切にしている物でしょうか。大切なものは人それぞれ違うと思いますが、霊的視点でみれば大切なことは次の二つです。
それは「自分のことは忘れて人のためになることをする」、そして「欲に囚われないこと」です。一体なぜでしょうか。それは、地上で起きている数々の悲惨な問題の根源がどこにあるかを考えてみればわかります。戦争、貧困、虐待、犯罪、環境問題、動物虐待、ありとあらゆる地上の問題の根本にあるのは、すべては「利己主義(自分のためなら他人のことはどうでもよいという考え)」と「物質中心主義(物欲・金銭欲・権勢欲・性欲・食欲などあらゆる物質的な欲)」から生じていることがわかるからです。
そして、この対照的な位置にあるのが利他主義と霊中心主義です。地上世界に平和をもたらし、一人ひとりの幸福につながる道は、この霊的真理(利他主義・霊中心主義)にあります。これが、霊界から地上への大きなメッセージの一つです。
死後の世界の存在がもたらす6つの喜びと幸せについてみてきましたが、いかがでしたでしょうか。暗闇のまま生きることに比べれば、光の中で生きることができることは大変幸せなことです。こうした知識が一つあるだけでも人生は劇的に変わるはずです。人生はときに辛く過酷なものですが、必ず報われるときがきますので苦しみと悲しみの最中にあっても希望をもって人生を歩みましょう。
■『心の救いとなる言葉(抜粋集)』
■『地上人生の過ごし方』