地上人生の過ごし方

改めて地上に生まれてきた理由について再確認しましょう

地上人生を有意義に過ごすことができるかどうかは、一重に自分次第です。地上人生、そして霊界において最も大事なことは霊性の開発(霊的成長)であり、これはすべての人が知っておくべき大切なことです。霊的成長は、肉欲を抑え、利他的な生活を送ることによって得ることができます。すなわち、物的要素(欲望)にとらわれることなく親切、寛容、同情、奉仕といった人の為になる行為(利他的行為)を通して得られますが、反対に利己主義、罪悪、不寛容の精神は霊性を下げ、宿業(カルマ)を作ることになります。また、苦しみから逃れようとすることも貴重な成長の機会を捨てる行為になるため、恐れずに立ち向かっていくことが大事です。

わたしたちは内部に宿る霊性を磨き、死後に赴く次の世界への準備をするために地上へやってきたことを忘れず、他人のために持てるものを尽くすこと、そうした利他的な実践生活を通して霊的に成長していきましょう。また、地上を去るまでに霊的知識を一つでも多く身につけ、しかるべき霊的成長を遂げてこの世を後にできるよう努めましょう。地上にあるものはいずれ朽ち果ててしまうことを知れば、地上から霊の世界に持っていけるものは苦難の中で得た教訓と地上で培った霊性だけということがいずれわかるはずです。

死後に迎える霊の世界には終わりというものがありません。寿命というものがないのです。地上人生は、辛く苦しい生活を送っている人にとってはとても長く感じられるかもしれませんが、100年という地上で過ごす年月も、永遠に過ごす死後の世界と比べれば僅かな時間と言えます。ただ、その一瞬の地上生活が死後の世界における生活の基盤となることを踏まえれば、決して疎かにすることができない貴重な体験の場という認識が必要です。

死後の世界は埋め合わせの世界と言われています。苦しみを耐え抜いた先には、それに見合った幸せが必ずもたらされるようになります。いま、何らかの苦しみを抱えているのであれば、苦しみにも終わりが必ず来ること、そして死後の世界において必ず報われる事実をもとに心を強く持って生きましょう。

死後の世界にはさまざまな階層が存在し、魂の成長度(知性・道徳性・善性・霊性)の程度にちょうど調和する界に住むようになります。死んだからといって急に性格や物の考え方が変わるわけではなく、その人はその人のまま霊となります。死後の世界に持っていけるものは唯一その人がそれまでに培った魂の成長度にあります。それが霊的世界におけるパスポートになります。地上人生の目的は、真の自我を見出し霊性を開発するために「試練に身をさらすこと」、そして地上生活のあとに待ちうける「霊の世界における仕事や楽しみを享受する資格を得るため」ですが、地上という場をどう過ごしたか、死後の世界に向けてどう準備をしたか、これが死後の生活を迎えるにあたって重要です。


霊的真理・霊的知識に巡り逢えた幸福

霊的真理・霊的知識に巡り逢えたことは本当に喜ばしいことです。なぜなら地上人生における目的、そして死後の世界の一端を知れたということは、これからより価値ある地上人生を送ることができるからです。地上物的価値では計り知れない貴重な宝を手にされたといっても過言ではありません。必ずやこれからの人生の歩みの助けとなり、暗闇を照らし、光明を授けてくれます。これからの人生において直面する悩みや問題も、霊的知識に照らし合わせて対応すれば解決へと導いてくれることでしょう。

このたびこうした霊的真理・霊的知識に巡り合うことができたのは決して偶然ではありません。これまで悩み苦しみ、人生における辛酸を舐めてきたからこそ、死後の存続という真理と確信を得ることになったのです。

しかしながら、こうした霊的知識について「ただ知っている」というだけではあまり意味がありません。地上人生を有意義に過ごすためには、こうして得た知識を実生活に反映させることが大切です。自分のことは忘れ、人のために生きることが大切です。地上が永遠の生活を送る霊の世界での準備期間であることを忘れず、意義あるものとなるよう一日一日を大切に生きていきましょう。


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